フランクリン・コヴィー・ジャパン社の「7つの習慣 SIGNATURE EDITION 4.0」 。
受講して感銘を受けたので個人的メモ。
②の続き。

いよいよ公的成功を達成するための習慣に入る。

第4の習慣は「Win-Winを考える」 
これはよく知ってるつもりだし、理想としては当たり前だよね、という話だと思う。
ただ私がポイントだと理解したのは、Win-Winを「考える」ということ。
大事なのは結果云々の前の、その姿勢であり、それこそが習慣だということ。

この習慣のワークが、このセミナーの中で一番心にぐさぐさ来るというか、
結構辛いものがあった。
Win-Winの基本姿勢として必要な「豊かさマインド」つまり他人の成功を心から喜ぶことができるかどうかということなのだけど、
これができているか?という振り返り。
まあ、できていない。人が成功したり何か利益を得たりすると、イコール自分が損!
という考え方になってしまっていると改めて認識して、
なんてつまらない人間なんだちっちゃい!
と凹むこと凹むこと。

このような「欠乏マインド」を持っているとWin-Winは達成しない。
特に自分ではありがちなのがLose-Loseつまり「自分が負けたら、相手も負け」の考え方。
子育てしてるとつい、精神的な疲れから悲観的になって自分ばっかり大変、というように考えてしまう。 
そして最終的には「私が辛いんだからあなたも同じ目に遭ったらいい」という考え方になる。
こっちは寝れないんだからあなたも早起きしなさいよ、とか自分ばっかり楽しい思いをするのは許さないとかになって、結局相手も自分も疲弊していったりする。

なかなか難しいけど、相手もハッピーに、そしてそれは自己犠牲からではなく自分もハッピーに、
というのは常に念頭に置いていたいなと改めて。

そして第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」
これも私なりのポイントは後半。「そして理解される」。
相手の話を聴いて、理解しようと努めることは基本動作としてあたりまえという認識はあるけど、
じゃあ自分をきちんと理解されるという部分は疎かになっていた、と認識。
やっぱり全体を通して、自分が置いてきぼりになる傾向にある。

正しいことを言っているのだから理解されて当然と思ってないか。
それはちゃんと正しい主張の仕方をしているのか。
というポイントもある。

そしてこの前半ではテクニックとして「共感による傾聴」というのを実践したのだけど、
これが結構難しかった。
相手がどのように感じているかを、実際に言語化して言う。
「あなたは〜して、とても怒っているのですね」とか。

そもそも日本人って、どういう感情でとかを口に出さず、「察してよ」の文化なので、
わざわざ口に出すのがこそばゆくて。
これはちょっと、効果や背景としてはまあ納得できても、やらないかなあ、と思った。
ただ、このように自分からは何も言わないけど、質問や反復を通じて、相手が話すことにり自己理解を深めることができるというポイントは納得。

子供に対しても、「〜だよ」という言い方より、「どうすればいいんだっけ?」と聞いて、
自分で答えを出させることによる効果が高いという話も聞いたことがある。
ビジネスでも同じような話で、「この製品はこのような点が良い」と売り込むより、
顧客が自分で「この製品を使った方が良い」と思わせるように持って行くことが最終的な購買につながるということや。

また伝え方の部分で、「必ず自分を主語にする」という点も、子育てに反映して考えるととても納得感がある。
「○○はこれだからダメだ」よりも「私はこれに対して期待外れだった」という伝え方をすることで相手も話を受け入れやすくなる。これは褒める時も同様で、「私が〜してくれて嬉しかった」という伝え方をするということ。これは何となく考えてはいたけど、改めて今後も意識して続けていこうと思った。

第6の習慣「シナジーを創り出す」、第7の習慣「刃を研ぐ」については、
新たな気づきというより、今後実践しながら身体に染み込ませていく内容と理解したので
特にメモはなし。


全体を通して、とても気づきが多く、実践的な内容だった。
ビジネスにおいて実践するというより、生活も含めた基本動作において今後続けていける内容だと思う。
本を読んだだけでは自分の行動に反映させていくことは難しかったので、セミナーを通して自分に引き寄せて、腹に落として動作につなげることができるようになって、本当に有益だったと思う。

ちなみに、根本的な考え方の部分に対する感銘、啓蒙については、読書の方が振れ幅が大きかったように思うけど、
それは私が書籍から入ったからで、本の内容を知らない人であればセミナーを通じてそのような感銘を受けるものかもしれない。

7つの習慣セミナー受講記①
7つの習慣セミナー受講記②