こちらは紙の本で読了。
サクサク読めました。




脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術/樺沢紫苑
タイトルだけ見るとちょっと怪しげなというかトンデモ系のぶいぶい飛ばしてる本だけど、
中身は精神科医のお医者様が書いており、科学的な根拠がきちんと示されたメソッドが
てんこ盛りになってます。読みやすくてエッセンスもたくさんで良かった。


いくつか響いたエッセンスをば。

午前中は脳のゴールデンタイムなのでなるべく集中力を必要とする仕事にあてる。
その時間の生産性は夕方の4倍なので、ここで30分ロスすることは2時間のロスに相当してしまう。
そのため不要なメールチェックなどしない。
メールチェックなどの生産性が低くても高くてもパフォーマンスが変わらない仕事は、午後一番の眠い時間帯などに片付ける。

締め切りを設定することで仕事のパフォーマンスが上がる。
確かに飲み会があると開始時間に間に合うためにすごい速さで終わらせることができる。
これを著者の方は「ケツカッチン仕事術」と呼んでいたのも面白かった。
ちなみにこの締め切りは守れることが大事。
「締め切りは伸ばせる」と思うとプレッシャーがかからず、効果が薄れてしまう。

朝食は咀嚼するものにする。咀嚼して顎を動かすことによりセロトニンが分泌される。
流動食ではだめ。(10秒チャージで栄養はとれるけど…)

などなど。
参考になるエッセンスがたくさんあったし、何よりオレオレすごい系でなく、説得力があるのがよかった。

朝時間を大事にするのはやりたいな、と思いつつ、メールチェックしてしまっている…。
でも前日退社後に来たメールは、午前中には返さないと、という習慣がついてるからなぁ。
なるべく短時間で済ませて、重要でないものは午後に改めて送るなどの工夫をして、取り入れてみたい。


あと、雑念を取り除く工夫については、先日別の本でも読んだことだった。
デスクトップに色々ファイルを置かないとか、机の上に関係ない資料を出して置かないとか、
携帯を出しておくとメールが気になってしまうとか。
脳の高次なところでは気づいていなくても、脳にとっては雑念になって、負担になってしまっているのは確かにと思うので、これも気をつけていきたい。

かなりうなづくことが多かったので、これはオススメします。