こちらのブログに書くのは久しぶりになってしまいました。
ちょこちょこ読書をしたり新しいものを買ったりしてブログに書きたいなと思う事はあったのですがなかなかまとまって文字を打つ時間が取れなくてかなり時間が空いてしまいました。
8月にコロナ禍での出産を経て、現在育児休業真っ只中です。
今回3人めの出産にして初めて、夫が2カ月間育児休業をとってくれて、それもブログに残しておきたかったりするのですが、それはまた落ち着いて時間が取れる時に書きたいと思います。
さてオーディオブックでちょこちょこ聴いている本の中で、すごく心にとまったのがこちらの本。
わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か / 平田オリザ
平田オリザさんはもともと劇作家さん、演出家さんとして知ってはいたけれども、名前を知っているだけで文章を読んだり、作品に触れたりした事はなかったのですが、今回この人の書く文章を読んで、すごく好きになりました。
特にこの本の中で印象に残っているのが、言葉遣いによって社会がどのような社会なのか決まってしまうと言うこと。
挙げられていた韓国の例だと、そもそも上上下関係を重んじる韓国の言葉には上下関係に従った言葉遣いがあり、それによってそのような社会が形成されている。
そして反対にフラットな社会を形成するはフラットな言葉遣いをしなくてはならないと言うこと。男なら男らしい言葉遣い、女なら女らしい言葉遣いと言うのではなく、男女関係なくフラットに喋ろうと思うのであれば同じような言葉遣いをする。つまり日本語であれば皆が上に対しても人に対しても丁寧語で喋ると言うこと。
年配の男性上司が偉そうな口調で部下に命令するのは男らしいけれども同じような言葉遣いを女性上司がしたら冷たく聞こえる、と言うのでは男女平等にはならない。
やはり私の言葉ではうまく伝えられていない気もするが、
この内容がとても腑に落ちた。
平田オリザさんの言葉だとそれがすごく納得感のある説明で押し付けがましくもなく、すっと入ってくる言葉で理解することができた。
さすが現代口語演劇論提唱者という感じ。
サブタイトルの「コミニケーション能力とは何か」と言うところから期待される内容とはちょっと違うかなぁと言う感じがするが、
もっと基礎的なところですごく興味深い学びを得ることができた。
まだ内容の半分も腹に落とせていない気がするので、少し時間をおいて再読してみようと思う。
ちょこちょこ読書をしたり新しいものを買ったりしてブログに書きたいなと思う事はあったのですがなかなかまとまって文字を打つ時間が取れなくてかなり時間が空いてしまいました。
8月にコロナ禍での出産を経て、現在育児休業真っ只中です。
今回3人めの出産にして初めて、夫が2カ月間育児休業をとってくれて、それもブログに残しておきたかったりするのですが、それはまた落ち着いて時間が取れる時に書きたいと思います。
さてオーディオブックでちょこちょこ聴いている本の中で、すごく心にとまったのがこちらの本。
わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か / 平田オリザ
平田オリザさんはもともと劇作家さん、演出家さんとして知ってはいたけれども、名前を知っているだけで文章を読んだり、作品に触れたりした事はなかったのですが、今回この人の書く文章を読んで、すごく好きになりました。特にこの本の中で印象に残っているのが、言葉遣いによって社会がどのような社会なのか決まってしまうと言うこと。
挙げられていた韓国の例だと、そもそも上上下関係を重んじる韓国の言葉には上下関係に従った言葉遣いがあり、それによってそのような社会が形成されている。
そして反対にフラットな社会を形成するはフラットな言葉遣いをしなくてはならないと言うこと。男なら男らしい言葉遣い、女なら女らしい言葉遣いと言うのではなく、男女関係なくフラットに喋ろうと思うのであれば同じような言葉遣いをする。つまり日本語であれば皆が上に対しても人に対しても丁寧語で喋ると言うこと。
年配の男性上司が偉そうな口調で部下に命令するのは男らしいけれども同じような言葉遣いを女性上司がしたら冷たく聞こえる、と言うのでは男女平等にはならない。
やはり私の言葉ではうまく伝えられていない気もするが、
この内容がとても腑に落ちた。
平田オリザさんの言葉だとそれがすごく納得感のある説明で押し付けがましくもなく、すっと入ってくる言葉で理解することができた。
さすが現代口語演劇論提唱者という感じ。
サブタイトルの「コミニケーション能力とは何か」と言うところから期待される内容とはちょっと違うかなぁと言う感じがするが、
もっと基礎的なところですごく興味深い学びを得ることができた。
まだ内容の半分も腹に落とせていない気がするので、少し時間をおいて再読してみようと思う。